2011年04月18日

サグラダ・ファミリア

昨晩、トラベリックスというBSの番組で最新のサグラダ・ファミリア教会の映像が映りました。インテリアは既に足場も外され、天井に空いた開口には照明が取り付けられていました。こんなに早くできるとは・・・やはり素晴らしい空間ですね。またバルセロナに行きたくなりました。

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2009年09月15日

ガウディの建築・20

ガウディの作品への興味は尽きることがありません。きっと何度訪れても感動と新しい発見があることでしょう。最後に御紹介したいのは「グエル邸」です。ガウディといえば自由な形体を思い出しますが、そこに辿り着くまでには様々な試行錯誤がありました。ムデハール様式からグエル邸(下写真)のような端正なデザインを経て自由な形へと移項して行ったのです。作品群と比較すると一見異色に思えるこのファサードは、建築主であるグエルの人柄やカタルーニャを具現化するためにとても深く考えられており、抑制され中に絶対的なプロポーション感覚 = 絶対的な才能をダイレクトに感じることができる作品だと思います。

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2009年09月03日

ガウディの建築・19

カタルーニャの光は射すように強いので、それが反射しあい陰の中の造形や色彩を明るく鮮明に見ることができます。バルセロナの芸術がダイナミックで繊細なのはこの光の影響が大きいと思います。陽光に負けない力強さと陰翳の繊細さを同時に持つ奥深い魅力があります。光と影を自在に取り込み表現したガウディの建築は、まさにカタルーニャ最高の芸術ということができると思います。

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2009年09月02日

ガウディの建築・18

この二つの門はどちらもカタルーニャの象徴である“龍”がモチーフになっています。グエル別邸の門(左写真)では、いわゆる西洋の龍がモチーフになっているようにみえますが、ミリャーレス邸の門(右写真)では東洋の龍にみえます。少年時代からの親友で外交官のトダが見せた中国の龍の写真を見て東洋の龍を装飾に使うようになったと言われています。

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2009年08月26日

ガウディの建築・17

モンセラットは想像以上に迫力がありました。ガウディがインスピレーションを受けたという話も説得力があります。ナポレオンが破壊した修道院は歴史の重みが感じられ、自然物と人工物が美しく一体化した造形も素晴らしいものがあります。ワグナーのパルシファルの舞台にされていることも有名でワグナーを尊敬していたガウディとしては特別の思いがあったことでしょう。

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2009年08月20日

ガウディの建築・16

コロニアグエル・地下聖堂は貸し切り状態で見学ができました。力強い柱と天井のレンガのリブが印象的な空間です。逆さ吊り実験によって考えられた構造とのことですが、私には竜骨(舟の構造)のようにも思えました。未完とはいえ造形と空間の素晴らしさは目を見張るものでした。静かに佇みながらどんな小さな囁きも聞き逃したくない、そんな空間でした。

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2009年08月08日

ガウディの建築・15

グエル公園の守衛室の階段手摺は美しい曲線を描いていました。守衛小屋として設計されていますので狭い階段ですが、歩きやすく機能的にもよく考えられており、とても魅力的で何時まで眺めていたい空間でした。現在は1階、2階ともお土産品売り場になっています。

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2009年08月05日

ガウディの建築・14

ガウディは「自然から学ぶ」と語った通り随所に自然の造形からインスピレーションを受けた造形がみられます。グエル公園の中にも地面から生えてきたような列柱があります。それは樹木と同じように大地と一体化して力強い存在感があり、今も成長を続けているような感じを受けます。

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2009年07月31日

ガウディの建築・13

この広場からガウディとグエルが二人でバルセロナの街を眺めた当時はサグラダファミリアがよく見えたことでしょう。終生のパートナーであるマタマラと釣鐘の音を確かめたのもこの広場です。

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2009年07月28日

ガウディの建築・12

グエル公園には朝の開園時間に訪れました。まだ空気が爽やかでゆっくり楽しむことができました。導かれるように階段を上がって列柱の間へ。柱の群れはギリシャ建築というよりはコルドバのメスキータを思わせるような静かで荘厳な空間でした。どこか別の世界に迷い込んでしまったような不思議な空間が続きます。場内にはタイルモザイクの修理をしているコツコツという音が響いていました。

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2009年07月23日

ガウディの建築・11

ガウディは「その家族が幸せだとするならば、その幸せを献身的に陰で支えている人がいます」と語ったそうです。カサ・バトリョの最上階にはメイドのための作業部屋がありますが、この空間が素晴らしくガウディの思いやりと優しさを感じます。

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2009年07月17日

ガウディの建築・10

ガウディの作品には“体内のイメージ"がありますが、中でもカサ・バトリョが最も“体内のイメージ"が強いように思います。ガウディの建築が特異な表現の割には受け入れやすく馴染みやすいのは人体に近い表現、私たちに胎児の時代の記憶があるからかも知れません。我々が普段接している幾何学的な建築は、実は人から遠いものなのだということが判ります。

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2009年07月14日

ガウディの建築・9

下の写真はカサ・ミラの煙突です。なんとも愉快で子供だけでなく大人達もすっかり魅了されているようでした。ガウディは「人のための建築」を造り続けましたが、建築と人の間に全く距離がないことに驚かされます。

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2009年07月09日

ガウディの建築・8

カサ・ミラの引き手はどれも素晴らしい形をしていました。特にガウディが握った石膏から模ったこの引き手には痺れました。全体と細部が自由な曲線によって結びつき五感全てに訴えかけてくる造形の素晴らしさに圧倒されるばかりでした。思わず触らずにはいられない形、全ての人を受け入れる寛容さは思想や宗教、国境を大きく超えたものだと感じました。

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2009年07月07日

ガウディの建築・7

カサ・ミラは“海”が表現された建築といわれています。うねる外観は波を、内部のボイドは海の底が表現されているように感じられます。村野藤吾先生の日生劇場はカサ・ミラからの影響を受けているのではと度々聞かれ自分でもそう思っていましたが、具体的な共通点ということより海のイメージが共通しているように思いました。日生劇場の外観はどこか中世の“船”のイメージが、劇場内部はカサ・ミラと同じように海の底にいるような感じを受けます。地中海を愛したガウディと海辺で育った村野先生、それぞれの国の最高の建築家が“海”をテーマに表現した作品の比較はとても興味深いことです。


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