2014年03月15日

和モダン − 数寄屋モダン

以前、「町屋和モダン」について書きましたが、矩須雅建築研究所では「数寄屋モダン」の作品を幾つも手掛けています。数奇屋は茶の湯の空間として安土桃山時代にピークを迎えた茶室や茶道の思想により造られた建築を云います。千利休作と伝わる茶室「待庵」から壮大な桂離宮まで空間性や規模は様々ですが、美意識や根幹は同じです。簡単に言ってしまうと「間」、日本人の持つ究極の美意識といったところでしょうか。演劇で云えば「能」、庭園で云えば山水庭園と云えば解りやすいでしょうか。

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能舞台の橋掛かりからイメージした玄関

数寄屋の魅力はなかなか一言では語れませんが、強いて云えば流れるような空間と空間、時間と時間のつながりと、軽やかさの中に深みのある佇まいでしょうか。それは何れも建築家としても離れることのできない魅力です。既にDNAに刻み込まれていますね。

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    数寄屋の連続性を意識して設計したLDK

posted by 佐藤健治 at 17:41| 和モダンについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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