2014年03月10日

和モダンの真、行、草

和風を考えるときに大切なのが「真行草」、漢字やお茶のお手前でおなじみですが、建築で云えば真は神社仏閣、行は書院建築、草は数寄屋や茶室といったところでしょうか。そう考えると「和+モダン=和モダン」にも同じ様に真行草があるはずです。矩須雅建築研究所では案を考える段階から「行」にするか、「草」で進めるか意識しています。空間の重心を下げて、しっとりと落ち着いた空間としたい場合は「行」を意識して、軽やかで空気の流れるような変化のある空間としたい場合は「草」を意識して設計したりします。書斎や音楽のための空間は「行」を、開放的なリビングや浴室の場合は軽やかに「草」の感じでデザインをしています。さらには「行+草」を両方に使って絶妙なところで併せたりと色々工夫しています。このような造り方が「行」、こうすれ場「草」とはっきり言い切ることは難しいですが、意識しながら設計することによって、住まいに「深み」や心地よい「間」が生まれると考えています。「深み」や「間」の概念こそ「和」の本質といえるのではないか考えています。このキーワードについても、これからお伝えしたいと思います。

18.jpg 
024.jpg

posted by 佐藤健治 at 17:18| 和モダンについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
矩須雅建築研究所Official Website