2009年09月01日

山本兼一さんの本二冊

弾正の鷹
 

この本は山本兼一さんの短編集ですが、全てが信長暗殺についての物語です。山本さんの並々ならぬ信長への興味と拘りが感じられます。絶対的な強さ、冷淡さ、そして本能寺での死と神秘的で謎めいたカリスマに心を惹かれてしまうのは何故でしょうか。

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いっしん虎徹

虎徹については以前、色々教えて頂いたことがあってずっと興味を持っていました。甲冑の鍛冶から刀鍛冶になった異色の人で、この小説はその人生を綴ったものです。時代や周囲に翻弄されながら自らの信念に忠実に生きた虎徹の物語に心を打たれました。叔父であり同じ甲冑鍛冶の才市や師匠の兼重より虎徹が言われた言葉が心に残りました。「仕事は下手がいい」「下手なやつほど手を抜かずにやる。ありがたいことに鉄はそんな男が好きだ。下手のままでいろ」と。

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posted by 佐藤健治 at 09:41| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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