2018年10月26日

最近読み返した本

久しぶりに三浦綾子著「利休とその妻たち」を読み返しました。

上利休とその妻たち.jpg 利休とその妻たち下.jpg

千利休は様々な時代小説で書かれていますが、小生としてはこの小説が一番です。類まれな天才の心の動き、究極の美を極めるための葛藤、織田信長や豊臣秀吉などの権力者の描写、どれをとっても思わずうなってしまいます。文が情景として立ち上がってくるような小説です。


「利休とその妻たち」に続き、読みたくなったのが阿部龍太郎著「等伯」、こちらも私の中での最上位の時代小説です。

等伯上.jpg 等伯下.jpg

日本史上最高の絵画といわれる「松林図屏風」が描かれるまでの物語です。等伯を襲う過酷な出来事の数々、彼に関る人々の人物描写、聖と俗の狭間で悩み苦しむ様など、やはりうなってしまいます。「松林図屏風」をお披露目するラストシーンは感動です。

加藤廣さん、山本兼一さんも好きな歴史小説家です。本当に大変な想像力だと読み返すたびに思います。まだ読まれていない方は是非。お奨めです。

posted by 佐藤健治 at 17:47| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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